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「ンっ。はぁはぁ。良いっ。良いよっ。良すぎてどうにかなりそう。りょ…う。キスしよ? もっと俺を感じて。一緒にいこう。」
「んっ。はぁ…ぁ……。あんっ。行く? ど…こに?ん…ん。」
「白だ…く色の…海…。さぁ、俺と登り詰めよぅ…。」
再び貪る唇
上がる息。
もう何も考えられなくて、部屋に響く水音とくぐもった嬌声がもっともっと欲しいと気持ちを煽る。
本能の赴くままに陵の甘い唇に口付け、互いの舌を絡み合わせて時には吸い上げる。何もかも良すぎて失うのが怖くなった。
ーーーーーー もう離さない ーーーーーー
そんな思いが心を占める。
誰にも触れさせない。
見せたくない。
こんな顔も全てオレだけのものだ。
そう誰にも渡さない。
俺から離れられないようにしてやる。
今までにない黒い感情が溢れ出してきた。
オレの欲も全て飲み込んで…。
「りょ…う。気持ちいい?」
もう余裕がなくて、腰を打ち付ける速度が上がる。
水音以外にパンパンと腰を打ち付ける音が加わり、陵もいきそうだと訴える。
「ぅンっ!あんあん!ミナト!ミナト!怖い!なんかくる!くるよ!あ!ア!」
「りょう。いくよ? 中に出すから!」
「ぁン! ダメ! 中はダメだよ! 出来たらどうするの! ミナトが困ることは嫌だ! ヤダ。やめて! 中に出さないで!!」
悲痛な声が響く。
「俺は出来てもいい。お前が俺のものになるなら。俺はお前が欲しい!だから…。いくよ!いく!はあっ!あっ!「あん!ん!!だめぇ」」
出したと共に陵は意識を手放した。
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