1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は陵に思いの丈を遂げた。
離さない方法として最低な事をしたかもしれないが、俺は引く気もなかった。
出したにも関わらず、ムクムクと息子はまだ健在だったのでいったばかりの陵の足を抱え再び2R再開だ。
流石に気絶した奴とヤルのは犯罪だと思い起こしてみる。
「陵、りょう? 起きて。ほら。」
「う…ん? ん…。」
薄らぼんやりとしている陵にキスを落とす。
「陵? 起きて…。」
「? ミナト? 俺、どうしたの?」
「良すぎて気を失ったんだよ。ほら、まだ俺たち繋がってる。」
「え?」
「ふ。陵? 俺を満足させて? 火をつけた責任とれよ? もっと陵を感じたい。俺に乱れた陵を見せて?」
「ミナト何言って…。」
「今日は俺が満足するまで付き合って…。大丈夫。一緒に気持ち良くなろう。」
「ちょっ?! 待っ…て。動かないで…。あっん!」
何かを言おうとした唇を奪い舌を絡める。
絡める度、中がキュウキュウと締め付けられる。
程よい締付け具合。
その後、日が暮れるまで抱き合った。
己の言葉通りに満足するまで抱いた。
自制を取り戻した時には時すでに遅く、陵の両手首には俺の手形がくっきりと残ってしまっていた。
アザの出来やすい体質だと言っていたが、それでも後悔した。
優しくするつもりが獣…いや、寧ろケダモノのように貪ってしまったのだ。
陵は初めてだったのに…。
ヤバい……これがトラウマになってしまったら…。
隣で眠る陵の頬に優しく触れた。
「ん…。ミ…ナト…。」
「陵。愛してるよ。こんなことになって気付いた。陵、お前が愛しい。俺とこれからの人生歩んで。」
身体の相性だけではなく、本気で陵と人生を共にしたいと思った。
曲を作るためだけの戯れでなく…。
俺も陵が好きだ。
ただの好きが溢れかえって愛しているに変わっていたなんて。
「……。ミナト…?」
「陵? 起きた? 大丈夫か?」
「ん? どう…かし…た?」
「声…、掠れている。俺のせいだな。ゴメン。啼かさせすぎたな。今、水持ってくる。」
最初のコメントを投稿しよう!