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・中2
・保育園からの幼馴染
・童貞
「これだけ?」
紙の上でミミズののたくったような字を4人が覗き込む。
「おれらってカスじゃね? こんな奴ら、誰かを感動させる影響力なんて持ってねぇよ」
チハルは手足を投げ出して、椅子に寄り掛かった。
「所詮13年か14年しか生きてねえんだから、そんなもんじゃねえの?」
オウスケが腕を組んで、うーんとうなり声を上げた。
「考え方を変えてみよう。結局、ライブっていかにお客さんを盛り上げるかだよな。オナニープレイを見せつけるよりも、どうせだったら、『見てよかった!』って思わせたいよな」
オウスケの呟きにスグルはハッとする。
「そうだよ。大事なのは見ている側の気持ちだよな。見ている人が楽しくて、中2のおれたちの今を存分に活かせるパフォーマンス! おれ、閃いちゃったかも」
「何、何?」
「もったいぶるなよ、スグルン。教えて、教えて」
ニッと不敵な笑みを浮かべながら、スグルは興味津々な様子で彼を見つめる3人を順繰りに見つめた。
「これはある意味、賭けなんだけど____」
スグルは頭に浮かんだとびっきりのパフォーマンス案を3人に説明した。
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