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「(萌の)ひとりっ子?」
「(安佐未)うん、だけど、お姉ちゃんがいたの、あたしが小さいときに病気で死んじゃったんだって」
「(萌の)あっ、ごめんね」
「(安佐未)ううん、平気」
「(萌の)あたしも、ひとりっ子なんだ」
「(安佐未)そうなんだぁ、どう?」
「(萌の)ふつう」
「(安佐未)ふ~ん」
「(萌の)ねぇ、お腹空かない?」
「(安佐未)空いたぁ」
「(萌の)なにが好き?」
「(安佐未)なんでも、う~ん、でも、お好み焼きかな?」
「(萌の)お好み焼き?」
「(安佐未)うん、簡単、自分で作れる」
「(萌の)そっかぁ」
「(萌の)うち、そこなんだ」
「(安佐未)うちと同じマンション?そうなんだぁ」
「(萌の)じゃぁ、~、お父さんのお給料も同じくらいだね」
「(安佐未)そうだね、はははっ」
「(萌の)ははっ」
「(萌の)ねぇ、、、いっしょにお好み焼き、作らない?」
「(安佐未)どこで?」
「(萌の)うちで」
「(安佐未)萌ののおうちで?」
「(萌の)うん、よってきなよ」
「(安佐未)家の人は?お母さん?」
「(萌の)うん、手伝ってくれるかも」
「(安佐未)いいの?」
「(萌の)うん、すごくよろこぶと思う」
「(安佐未)じゃぁいっしょに、つーくろっ!」
「(萌の)ははっ、うん、うん」
「(安佐未)ごちそうさまでした、おじゃましました」
「(木下夏の《きのした なつの 萌のの母 以下 母 夏の》)また来てね、こんなトップモデルさんみたいなお友達が萌のにいたなんて、お父さんが見たらびっくりするわよ」
「(萌の)もう、今日それ、何回言うの?」
「(安佐未)ははっ、それじゃぁ」
「(萌の)じゃ、あした部活でね」
「(安佐未)うん、ありがとう、じゃぁね、バイバ~イ」
「(萌の)バイバ~イ」
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