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「…そうだね。」
「杏子のしたいようにすればいいんだよ。」
「彼とはもうこのままでいいの。見送り
方を考えるわ。それより、理美に頼みたい
ことがあるのよ。」
「なあに?」
「私が死んだら、遺品を片付けて欲しい。」
「わかった。杏子の遺品はわたしが
片付ける。」
「理美が片付けてくれるなら安心だわ。」
「わたしがその時にまだ生きてたらの話
だよ。もし、わたしが先に死んだら、
杏子がわたしの遺品を整理して。」
「OK.」
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