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視線を黒板に移すと、様々な催し物が書かれていた。
カフェ、お化け屋敷、クレープ屋などいかにも文化祭っていう感じである。すると、一人の男子が手を高々と挙げこう言った。
「はい!はい!メイド喫茶がいいと思いまーす!!」
途端、女子からどよめきとドスの効いた文句が聞こえてきた。
「はぁ?!ふざけんな。なんで私らがそんな事しなきゃいけないわけ!」
逆に男子からは賛同の声が上がる。
『賛成~!』
あまり目立ちたくない侑香里は非常に焦る。
───メ、メイドとか無理無理無理!!!
ただでさえ騒がしかった教室が、更に騒がしくなりカオスとなっていく。
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