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騒ぐ声が嵐のように聞こえる中、冷静な声と手を叩く音が聞こえた。
「…皆さん、静かに」
クラス委員長の眼鏡男子、坂本君がそんなに大きな声ではないのに、手を叩いてるせいか騒がしかった教室が段々と静かになっていく。
「まだ、一つの案でしかないのであまり騒がしくしないように」
「えっと…じゃあ、メイド喫茶の他に何かありますか?」
冷静な委員長と違い、少しオドオドした副委員長、村田さんが言った。
すると、一人の女子の声が上がった。
「…全員がメイドになればいいんじゃない?」
騒いでいた男子達が一斉に固まり、今度は今度は女子たちが声をそろえた。
『さんせーい!!!』
男子達の顔が徐々に青ざめていく。
『……え?』
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