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「そりゃ咲良が悪いわ。私も斎藤くんのお母さんの気持ちがわかる」
えっ、お母さんって私の母親だよね。何で私の肩を持ってくれないのーって思っていたら
「だってね、私だってが竜太が粗末に扱われたら泣いちゃうわ」
母としての意見はわかった
私だって、弟の竜太がゴミみたいに捨てられたら、姉として文句を言いに行くかもしれない
やっぱり、3年前の私は最低だ
「取りあえず、高望みはしないから勉強は頑張って。別に、変な事をしないのなら家で勉強して良いわよー」
「お母さん、変な事って?」
ウフフ……と笑顔で誤魔化された
斎藤の彼女になる為に、それ相応の大学を目指す
ーーーでも、今の成績では難しいのは、その時は全然わかっていなかった
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