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「えっ―――おめでとう!」 私が突然大きな声を出したので、唖然とする誠治 でもすぐに表情が緩み、私の後頭部を手で掴み彼の胸に引き寄せる えっ、えっ、えぇ――――― もしかして、フラれるかも・・・なんて思っていたから、誠治のこの行為に驚く私 「咲良のおかげで、頑張れた。ありがとう」 小さな声だけど、低い声でが頭の上から降ってくる 私が顔を上に上げると、顔が真っ赤になって照れている誠治の横顔 器じゃないことを言っているのが、また可愛く思う 「ちゃんと私の顔を見て言ってよ!」 そんな誠治をからかいたくて、煽ってみた 「!!!!!!」 突然、誠治の顔が私を見下ろしたかと思うと、唇を強く押し当ててくる
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