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「・・・んうっん・・・」
ただ唇を押し付けるだけど、力強いキス
誠治の気持ちが唇の感触だけで伝わってくる
唇が重なる時間が長くて・・・息が苦しくなり、慌てて唇を離した
「あ―苦しい」
「咲良、もしかして息止めてた?」
クククッて笑いながらいう誠治
何で笑っているのか意味がわからなかった
コクンと頷く私に向かって
「普通キスする時は息は止めません」
ちょっと馬鹿にしてる?という誠治の態度にむかつき
「ごめんなさいね―。二回目だからわからない」
って、口を尖らせて言うと、誠治は「ゴメン、ゴメン」って謝る
それからは二人で話をした
試験の後、連絡がなかったのはダウンして、その後インフルエンザにかかって寝込んでいたとか
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