新たな関係

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ここは大広間そして寝ている人もいるこんな場所で何してるんだと思い、彼を静かにさせて私は上を向いて寝ようとしました。 彼は静かにしてたままでしたがまだ身体は横を向いたまま。 私の手を握り腕をなでその手が段々と中へ... 彼の顔がすぐ側まできて息遣いを感じる... 私は昔から人の物には全く興味がありませんでした。 いいなと思う人が出来ても彼女がいるとわかった途端覚める感じでした。 ましては彼は立派な妻子持ちです。 止めてと一言低い声で伝えると彼は私の肩に頭を寄せて身体はクルンと子犬のようになりシュンとしました。 それでも私が無視を続けると私の頬にチュッとして上を向いて寝ました。 ただ手を繋いできたのでそれだけはそのままにして眠りました 朝まで数時間寝たと思います。 私はアラームは一瞬の音で起きるのでこそっと起きたら彼も目が開いてしまい会社に出勤するにはまだまだ時間があるので起きなくてもいいのに玄関まで私を見送りしてくれました。 そんな事があってから3ヶ月くらいは私も家のほうがいろいろ用があり彼に付き合う時間がなく、何事もなく過ごしていました。 会社では問題が尽きる事なく次々とやってきてみんな愚痴や話したい事もあり仕事後飲み兼ミーティングみたいな日々を繰り返していました。 私は車で来ているにも関わらず飲んでしまう時は会社に戻り仕事を少しこなして休んでから朝方帰るという事もしてました。
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