ども!冴えない男子っす!

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
ども!冴えない男子です! 皆さんにとって恋愛とはどの様な物ですか? 僕にとって恋愛は 味で例えるとしたら 甘いもの、酸っぱいもの、時にほろ苦いもの…… 動物で例えるなら 何を考えてるのかわからない気まぐれ猫 でも気まぐれに翻弄されるのも悪くはないよね 恋愛に必要なものもたくさんある それなりの容姿、清潔感、爽やかさ、運命力、トークセンス、男らしさ、女の子らしさ、勇気、決断力…… それら全てを、自分が持ってるもの全てを考え抜いて、時には勢いに任せて、使い抜いて初めて意中の人と結ばれる。 そんな純愛をほとんどの人は意図も簡単にやってのける(そう見えるだけであって、実際には血の滲む努力をしてるのかもしれない) そうだとしてほとんどの人はいつの間にか恋人を作って、僕の味わった事のない世界で暮らしているんだ 僕も人並みに自我に目覚め、人並みかそれ以上に女の子を好きになる。 でもね…… 何十回と色んな女の子の持ってるもの(声、仕草、匂い、瞳の輝き、性格などなど)に惹かれてアプローチをしても一度たりとも実を結んだことがないんだ。 席替えとかで必須の運も無い 大事な場面に言うべき言葉が出てこない 見た目もよく無い(詳しくは次話で) 運動神経がない(初めてやる物は何事も不器用) 女心もいまいちよくわからない 自分から話しかける勇気は0に近い この事から自明なのは 「自分には恋愛の才能が無い」 と言う事だ。 そんな僕にも唯一の、と言うか僕みたいな奴じゃ無いと絶対に手に入らない武器がある それは失恋経験 そんなものより恵まれた見た目のが即効性があって役に立つだろう。でも僕のみたいな奴の最大の強みって豊富な失恋経験にあると思うんだ。 同じ失敗を繰り返さない様にしていけば最低限いい恋愛はできると思っている。 そしていつか、自分を心から好きでいてくれる女の子と幸せになるのが僕の最大の目標なんだ! ーーこれは海沿いの田舎街に住むある冴えない男子の恋模様を綴った記録である。読者様にはどうか生暖かく見守ってほしい
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!