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子供たちも・・いつまでも子供じゃない小学校を卒業する頃・・・澪に反発する子たちが出てきた。 澪に従う子・・従わない子・・・はっきり言って・・みんなうんざりだったと思う。 みんな・・澪の我が儘に付き合わされただけなのだから。 中学に入ると周りの目もあってか・・流石にバカな子供じみた我が儘を表に出さなくなった。 その変わり俺に恋愛感情とやらをぶつけてきた・・イジメの根元は全て俺への愛情だったと言って。 これだけ何年も思っているのだから・・今はダメでもいつか・・本当に好きになってくれればいい・・澪の・・この言葉で俺たちは付き合うことになった。 俺が澪と付き合うことで・・もう二度と李人のような目に合うヤツもいなくなる・・そう、思ったの本心だった。 でも、俺の中で・・澪の言う・・いつかは絶体無かった。 俺にとって・・澪といることは苦痛でしかなかった。 澪の告白を受けた時から・・高校2年の今・・5年もの時が過ぎていた。 このままの状態でいることは限界だった・・俺は自分から澪に別れを切り出した。 当然のことながら・・澪は猛反発して承諾してくれなかた。 でも・・もう、俺の中では全て終わったことだ。 過去のイジメも・・澪との付き合いも・・全てリセットしたかった。 この先・・どんなことがあっても・・もう、二度と澪と元に戻る可能性なんて微塵もなかった。
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