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向こうへ行く際の準備として、服装は何も変わらない。
装備として、無線は不感地帯のため、所持しない。
警笛、警棒、手錠、拳銃を装備し、対刃防護衣を着て、最後に警務係長から渡された黒いバッグの中身を取り出した。
中は緩衝材が入っていて、手を突っ込むと、中から黒塗りの鞘に入った刀が出て来た。
説明しておくが、本物である。
年代物とかではなく、現代刀工に依頼して作成してもらったものであり、ちゃんと銃砲刀剣類登録証もある正真正銘の刀だ。
向こうに行く際のみ、帯刀が許可されていて、向こうへ行く際は、必ず帯刀している。
さて、準備ができた。
あとは、課長からの預かり物と、落し物の帽子を持って行くだけだ。
交番の受付に「警ら活動中につき、用件があれば〇〇ー
〇〇〇〇まで」と書かれたプレートと、署に繋がる警察電話を置いておく。
さて、厳正な勤務につきますか。
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