そういうこともある

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

そういうこともある

「おーい田中ー」 笑顔で大きく手を降ってこのに私がいるよと大きく主張する。 そう呼ばれて振り返るのは強面の大柄の男性であった、 「よう!どうした?」気さくに返してくれる強面の男、田中 「田中ー明日遊びに行こうぜ」と、 まるで同級生のように話しかけるが実は田中は学校の先輩だ 「あーすまねー明日わ無理だわ。また今度な」 俺はそんな先輩に軽い口調でこう返す 「あー付き合いわりーなおめー」ふざけて軽く手で押す。 「OKOKまあいいわ、またねー」肩をポンポンとして まあ都合が合わないなら仕方ないそう感じこう言い捨てる。 「もーう田中はしかたねーな」先輩はニヤニヤしていてた。 前世からの友達のようにフレンドリーな俺と先輩の関係だが 何度か挨拶しているが最近一度遊んだだけで そんなに先輩と親しいわけでもないのだ。  私は別に礼儀が悪いわけではない、他の先輩が来たらちゃんと 「○○先輩」や「○○さん」 「こんにちわ、ありがとうございます、お疲れ様でした。」 と礼儀には人一倍礼儀よくペコペコしてるのになぜだろう。  その日は私一人だけでない他の先輩もいたんだ。 でもそのことを私は忘れていた。 いつものように「田中ー田中ー」と呼び寄せて仲良く話ししたんだ そんなこんなで田中先輩が去っていく、 他の先輩がたが田中が見えなくなることを確認し一通り落ち着いた時に。 他の先輩が神妙な面持ちで言うんだ。 「お前さっきからあのかたに田中。田中。言ってるけど あのかたは田中じゃないぞ」 なんと田中の一文字もあってなかったんだ。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!