二章 真実の口

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 気付けば、恥じらいもなく大きくひらいた足の間に、レオンハルトが入り込んでいた。  反射的に足を閉じようとしても、もう遅い。 「れ、おくん、だめだから、もう、離して」  ビーシュは体の奥に受け入れたレオンハルトの逸物を思い出し、ぞくっと背中を反らした。  快感に燃える息を吐きすぎた唇はかさかさに乾いていて、嘗めるとしょっぱい汗の味がした。 「いいよ、このまま……だして」  じゅるっと、薄くなった精を吸いあげる勢いで食いつかれる。 「あっ、ひっ」  びくびくと、性急な快感に四肢がこわばる。  切羽詰まったビーシュを煽るよう、秘所にずるっと人差し指が差し込まれる。 「すごい、まだ柔らかい」  口を離し、舌先を使って愛撫をしながら、レオンハルトが入り口を傍若無人にまさぐる。 「んあっ、あふっ……」  中にたっぷりと注がれたものを掻き出す指使いに、声が止まらない。  ビーシュはあんまりな自分の痴態に、顔を両手で覆った。  情けない顔を、間近で見られるのは恥ずかしい。  ど近眼で眼鏡がなければろくになにも見えない視界でも、息が絡むほどの近距離であれば表情もわかる。     
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