四章 甘く包まれる

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 ニルフは怒りではなく、寂しさを肩に乗せ、早足にドアへと歩いて行った。  レオンハルトに、ニルフを引き留める言葉はない。何を言っても、満足のゆく答えをあげられる気がしなかった。
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