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気持ちを無視して快感を追っていた体は、はっきりと、エヴァンに触れられるのを拒んでいた。
いびつな宝飾を愛する、いびつな収集家。エヴァンの心をとらえているもの何なのだろう。
「ぼくは、あなたの物にはなれない」
「誰の物でもあったのに、いまさら人を気取るのか?」
穏やかな造作の裏側に隠れていた、仄暗い明かりが目に宿る。
「まあ、いい。時間はたっぷりあるさ。明日の商談には付き合ってもらう。むろん、その後もずっとだ」
抵抗する間もなく強い力で押し倒され、衣服を引きはがされる。サファイアの義眼をポケットに入れた白衣が、ごつん、と床に落ちた。
「いや、いやだ……やめて」
「今更、なにを拒むのだね?」
今まで、何をされたところで出なかった涙が止まらない。
幾人もの男を受け入れた場所は、エヴァンの大きな手にまさぐられ、まるで生娘のように震えていた。
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