690人が本棚に入れています
本棚に追加
(ぼくは、夢を見ているのかな)
ビーシュは心地の良さに緩く息を吐いて、シルクのシーツをそろそろと撫でて遊ぶ。
「ひとつ、提案がある。ビーシュくん、取引をしよう」
ベッドをきしませてビーシュに覆い被さったエヴァンは、つんと尖った乳首に舌を這わせ、子供がついばむように緩く刺激する。
「ん、んぁっ……ひっ」
軽く歯を立てられ、体の芯を貫くような強い快感に、腰がぐっと持ち上がる。
「あ、お……おっきぃ」
こすれるエヴァンのペニスに、ビーシュはぎゅっとシーツを握りしめた。
逃げるような仕草を見せるが、足は男を受け入れるようにじわじわと開いてゆく。
「ビーシュくん、煽らないでくれたまえ。私は、じっくりと君を味わいたいんだ」
「でも、ぼくは……ぼくに、エヴァン様に釣り合うものなんてないんです」
いけないと首を振れば、エヴァンは肩を揺らして笑った。
「だから、まだ煽らないで。いい子だろう?」
ビーシュの喉元に食らいついたエヴァンは震える肌に舌を這わし、肌を吸い、歯を立てて甘噛みをする。
快感に濡れた悲鳴が上がる度、エヴァンの逸物が堅さを増してゆく。
「ビーシュくん、私に良い案がある」
最初のコメントを投稿しよう!