二章 真実の口

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 離れる唇を追うように舌が伸び、レオンハルトが「ほら、したいんでしょう?」と笑う。 「お金でごまかす必要なんてないよ、ビーシュ。僕はきっと、君に夢中になってしまうからね」  ぎゅっと、力強く抱きしめられる。ふれあう下肢はすでに、二人とも堅く張り詰めていた。
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