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・・・・・・
ぷうううううっ!!
ぶぶぶぶっ!!
ぶひぶひ!!
ぷぎっ?!
死んだ・・・
死んじゃったんだ・・・俺・・・
じゃあここは・・・天国??
いや、天国じゃないなあ・・・
ここは・・・何処だ?
あれ?蹄が無くなった・・・何だ?この人間みたいな指は?
なんだこりゃ?この筋肉隆々の体つきは?!
ちょっと待った!!俺、二本足で立ってるぞ!!
「あーーー!!風船だー!!」
「風船!!風船!!」
「俺は『フーセン』じゃねええええええ!!『ブーセン』だァァァァ!!」「
がばぁーっ!!
俺は周囲の子供の声に反応して起きると、ここは見たことがない場所。
まるで、人間の西洋の文化の匂いがする家屋群、
全く何処だよここは?!
くんかくんか。
おおおおおおおおおおおおお!!
こんなにいっぱいサツマイモぉぉぉ!!
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ・・・
俺は、サツマイモを口いっぱいに頬張った。
「ごるぁーーーー売り物のサツマイモをーーー!!」
やば!!誰か追っかけてきた!!
俺はすかさず逃げた。
「いやぁぁぁ!!オークぅ!!来ないで食べないで!!」
「あのお?俺、何で怖がってるのかな?」
・・・あれ・・・?
・・・俺、何で普通に人間語喋られるのかな・・・?
・・・何時もはブヒブヒしか言えないのに・・・?
「あのお・・・すいませーーん!!何で?何で避けるの?!」
「きゃーーーー!!勇者さーーーん!!」
「は?」
「勇者カイザー見参!!」
しゃきーーーーん!!
だ、誰だよ?!
派手な剣を持った人間が俺に向かってきたァァァァ!!
しゅん!!しゅん!!しゅん!!しゅん!!
唸る剣。交わす俺。
ちょっと!!ちょっと!!俺、何したんだよ?!俺はいつの間にかここでねてたんだよ?!知らず知らずに?!
「うるせえ!!この世界を暗黒に染めた魔王の手下のくせに!!」
俺!!俺!!『魔王』?『魔王』ってなんだよ?!誰だよ魔王って?
「とぼけるなー!!『オーク』!!今、この村を襲いにきたんだろ!!」
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