4-5 -1年目の鳥コン-

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7月の終わり、待ちに待った鳥人間コンテストが開催された。 芽衣子「今年もすごい人だかりね。」 真琴「そうだね 年々、人が増えていってる気がするよ。 今日はサークルの友達も来てるんだ。 皆に芽依子を紹介したいんだ。」 2日目のコンテストを見にシャトルバスから降り会場へと向かう道中、突然のサプライズに芽依子は会場に着くまでに浮足立っていた。 真琴「何回来てもこの瞬間が一番緊張するんだよね。 あっ 見て! 飛び立つよ!」 芽衣子「真琴は本当に鳥人間コンテストが好きだね。」 鳴り止まない歓声と熱気に包まれたプラットホームが近付くと、真琴は興奮しながら指差し、芽依子は少年の様に瞳を輝かせている真琴を見て微笑んだ。 真琴「ん? 何か言った?」 芽衣子「ううん 何も?」 飛行機に夢中の真琴には声は届かなかったが、そんな事は気にも留めない芽依子は群衆に向かって歩き出した。
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