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やべぇやべぇ! かなりやべぇ! どうする? っていうかどうすりゃいい?
いや、待て落ち着け。俺には神からもらった異能力が──────。
待ってくれ。僕が神からもらったのはスキルを創造出来る異能力。
……あれ? スキルを創造してなかったら、ただの一般人じゃね俺?
「おい答えろ! お前は勇者の手先なのか!?」
ガイコツの持つ剣が俺の首をちょんと触る。殺そうと思えば殺せるぜ? ってことだろう。
そんなことより早急になんでもいいから異能力を創らないと話が始まらない! ここで死ぬより、僕ぁ、華やかに異世界ライフを送りたいんだ!
とりあえずスキル! 創造しなきゃ……死ぬ前に簡単でもいいからっ!
創造の仕方とか分からないけど、こういうのは大体イメージだ。とにかくイメージしろ……常人より頑丈な肉体。
それに、どんな怪我を負っても治るような驚異的な肉体再生能力を俺は持っている!
《スキル【肉体強化】を入手しました》
《スキル【再生能力】を入手しました》
頭の中に機械的な女性の声が聞こえてきて教えてくれた。スキルを。俺だけのスキルを入手した。と。
というか今のがお姉さんの声か。随分とバーチャルボイスなお姉さんだったけど……いいや気にしなくて。
「よ、よしよし」
「あ? 何か言ったか? それより質問に答えろ!」
スキルさえ手に入れば、少しだけ無茶をしても平気だよな?
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