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夏祭り
先日、彼の住む町の盆踊り大会に連れていってくれました。
私は夏祭りなんて、すっごく久しぶりで…
そこは、風情ある小さな神社で素敵でした。
まずは二人で神社に、お参り!
出店コーナーを見回ろうとした時、ここで待ってて!
と言われ、不思議に思いながらも待ってると、嬉しそうな顔で、チョコバナナを食べながら戻ってきました。
友人が、その店でバイトしてたそう。
しばらくして、彼が食べてるチョコバナナのチョコ粒が頬についてたので取ってあげると、彼から思いがけない言葉が……
『そういうの、やめて!』
一瞬、血の気が引いた感じがして、泣きそうになりました。
彼いわく、そこらへん、たくさんに友人がいるから、さっきの私の行動を見た人が、ひやかしてくるから!だと。
そうだった、私は彼女じゃなく呑みとも!
私の片想いでしか、二人の関係は成り立たない。
せっかく楽しみにしてた盆踊りも目に入らない。
必死に頑張って、この場にとどまり楽しくしていようと思ったけど、泣きだしたい気持ちと、帰りたいの思いで胸一杯。
彼は、私の気持ちわからずに、能天気にチョコバナナすすめてきたり(その行為だって誤解をよぶじゃない!第一、二人でいること自体から)盆踊りをみてました。
すっごく我慢して、一生懸命に涙をこらえてた私だけど、これ以上は、限界でした。
彼に、帰る事を告げ、一人歩き始めてたら、彼も驚いて追いかけてきてくれたけど、私、今しゃべったら涙声になってしまうので早足で、さっき来た道を戻りつづけました。
ずっと心配そうに私の横で彼は、追っかけてくれてたけど。
そんなに優しくしないでよ!と思いながら。
近くのマンションの敷地に、無理矢理座らせられ、彼なりの、言い訳?謝罪?をきいたけど、私まだ、心落ち着かなくて、我慢できなくなって、涙をながし、彼と話していました。
決して彼に怒ってるんじゃなくて、呑み友でしか居れない私が惨めで可哀想で…
それでも、あの人の事大好きで…
彼は、なぐさめで言ってるのか、好きじゃなきゃ、LINEもブロックするし、電話だってしない、好きじゃなきゃ、二人でボートにも乗らない!って、必死で私に伝えてくれたけど、信じきれないよ私!
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