Act 1-1:異世界の少女たち

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「まだたったの三人しかいない、できたてほやほやのチームなのだ! 解散させられたらどうするのだ! もっと危機感をもつのだ! 事件の話をするのだ! ち、ちちくりあうのは、ここまでなのだ!」  顔を赤くし、バンバンとテーブルをたたいている。 「コーイチもコーイチなのだ! 〈導き手〉として来てもらってるのだ! ちっ、ちちくりあうために来てもらったわけではないのだ! たたた、たぶらかさないでもらいたいのだ! 責任感をそなえるのだ!」  はたして、いまのは、ぼくのせいだろうか……? 「さあ、血なまぐさい話をするのだ! はじめるのだ! 血みどろみどろの話を!」  ムリにそんな言いかたしなくても……。 「いいかげん、そこから出てくるのだー!」  言われて、ぼくはいまだモクの胸にはさまれていた自分の頭を、あわててひっこめた。
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