0013年 7月15日

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0013年 7月15日

オレはジュン、鳴神 純!13歳 この閉ざされた世界で中学1年生になった。 この建物で13年と7ヶ月と15日を過ごしている。 でもそれはみんな一緒だ。 《帰ろうぜジュン!》 オレの肩に手を回すこいつは、木戸貴光! キッドとオレたちは呼んでいるルームメイトだ。 「勉強ノート取るのに時間かかっちゃったよ。」 このいかにも勉強出来そうなメガネ君! まぁ、実際頭はいい! こいつは、岸辺大!ダイと呼ばれている! 数学では1万人の男子で負けなしの成績だ! 「わりいわりい!」 最後に寄って来たのが、神取誠! めっちゃイケメン!ジャイと呼ばれている。 絵描きを目指し、ノートに絵ばかり描いている癖に、オレとキッドより格段に頭がいい。 キッドは、野球少年を悪くした感じで、 ダイは、ハンサムガリ勉君!オタク風味! ジャイは、イケメン!将来ホストNO.1そんなやつだ! じゃあオレはと言うと、とりあえずあてもなく、筋トレだけしてるそこそこイケメン中学生そんな感じだ。 たまに素振りなんかもしてるが、やりたいことが見つからない。 《今日の恋愛の授業、胸がときめいたな!》 確かにキッドが言う今日の恋愛の授業はよかった。 オレ達の授業には、恋愛の科目がある。 女性には15になるまで会えない決まりがあるから、疑似恋愛的な授業があり、今日はタイタ×ックという、恋愛映画を見て胸を熱くした。 こうして、男子は女子を守るものだと、勉強していく。
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