0013年 7月15日

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『あの女の人素敵だったな。』 「早く女性に会いたいよね。」 《なぁ!なんとか会えたり、見れたり出来ないかな?》 キッドの発言にみんなが首を寄せる。 『キッド!15になるまで見れない決まりだから無理じゃん?橋は上がったままだし!どうしようもないんじゃないか?』 「いや!オレ達でなんとかしてみよーぜ!」 ジャイもキッドの案に乗って来た。 『ジャイ!なんとかしよーって言われてもな。どうにか出来る物と出来ない物があるだろ?』 「ジュン!とりあえず屋上で話そうよ。天気もいいし。」 『そうだな。』 こうして、俺らは湾曲した教室を出る。 どうして湾曲してるのか?それは建物が丸いからだ。 超巨大バームクーヘンみたいな建物だから、 教室も湾曲し、外側の窓側がホワイトボードになる。 とはいえ、建物がでかいから曲がってる感じはしない。 そんな教室をブレスレットでタッチして、部屋を出ていく。 ブレスレットは自分達の居場所や、ご飯を食べたか、働いた時の登録など、いろんな事に使われる! いろんな物がこの建物で買えるが、毎月の小遣いはこのブレスレットにチャージされていく。 建物の手伝いをすればお小遣いがチャージされていく! その溜まったお金で好きな物が買えるそんな仕組みだ! 普通に生活するぶんには、お手伝いなどする必要は無い! 食事は無料だし、何か欲しい時くらい以外はお手伝いする必要などなく生活可能なのだ。 この教室の扉をタッチする事により、オートマータの2415先生に情報が飛ぶ! ジュンは帰宅しましたという情報が。 外すことが出来ないブレスレットをタッチして、オレ達は自分達の部屋にカバンを放り投げる為にとりあえず自分の部屋に向かう。 4人で屋上に向かう前に、熾烈な毎日繰り広げられる恒例な争いがある! 思春期4人組が女性に会いたいという、この世界の決まりを破る作戦を練る為に屋上に行く前に、夕飯のおかずをかけた熾烈な争いが、、、。
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