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「これからかい?」
食事を始めだした頃、後ろから声がかかった。
振り返ると山崎さんがトレーを持って立っていた。
「「お疲れさまです。」」
「相変わらず仲良いな。」
私たちが大学時代の友人だと知った時の山崎さんはとても驚いていた。
だけど、二言目には『TVの中にいるようだ、』と笑い始めたのだ。
それは関西弁でポンポン飛び交うトークを聞かれていたからなんだけど。
「“いっちゃん、うっちゃん”が復活したのかな?」
“いっちゃん、うっちゃん”とはやらざるを得なかったサークルの催し物のコンビ名だ。
壱が山崎さんにその事を話すと気に入ったのか、事あるごとにそれを言われている。
「れぇ次第なんですけどね。」
壱はフフンッと自慢げに笑うと、良かったらどうぞと山崎さんの為に椅子を引いた。
「ありがとう。でも、食べ終わったんだ。」
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