謎の男

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あれからどれだけの時間がたったのだろうか、意識を戻した大輔は暗闇の中に倒れていた。   大輔「なんだっ??ここ……。一体俺は……。」   周囲を見渡すと、無限の闇が広がるばかりで人っこどころか何も見えない。   大輔「みんな、ここのどっかにいんのか……??おーい!!!!みんな!!!!!」   しかし、返事はない。   そして、フと気が付くといつの間にか熱は引いていた。   大輔「なんなんだここは……。俺だけで特別イベントでもやれってのか……??」   笑えない冗談を一人で飛ばすと、その時不意に後方に何かの気配を感じた。   大輔「誰だ!?!?」   無意識の内にバットを構える。そういえばまだバット持ってたのか。   ??「さすがに勘がいいね。まぁ~そう身構えない身構えない。話すと長くなるけど、君、他の人とは違う場所に着いちゃってるよ??このままじゃいずれ消滅しちゃうよ ??」 闇の中に溶け込んでいるため、姿は見えないが、人の形をしていないのは確かだった。   大輔「あんた一体何もんだ??それに俺が消滅するってのはどういう事だ………。説明してもらおうか。」   アレス「おっと私とした事が、紹介が遅れたね。私は、アレス。以後おみしりおきを。この姿じゃなんだし、君のような姿になろうか。」   丁寧にあいさつを終えた後、ボンッという音とともに現れたのは、若々しい顔の青年、約20代前半といったとこだろうか。
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