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朝早い時間の電車内。
スマホを真剣な表情で見つめる近藤の姿があった。
満月とのやり取りから2週間ほど経った。
部活も再開され近藤は、野球の朝練に行く。
あれからもノートを写させてもらったが、満月は、何も言わなかったし、近藤も同様に何もだった。
当たり障りのない会話をし、テストの話をし、読書の話をして帰路に着く。
その繰り返しだ。
テストは、満月のノートのおかげもあって、今のところ答案を返してもらった教科は、いつもより良い点数だった。
近藤自身もなかなかの手応えを感じている。
この調子で、投稿小説を読んでいることを、満月に言おうと決めている。
そして、その時に恋の悩みも聞いてもらおうとも考えていた。
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