216人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「あ、あの!勇者様。
お名前を聞いてもよろしいでしょうか///」
え、何で照れるの?
照れる要素あったか?
「あ、そう言えば自己紹介がまだだった…。
僕は”神谷 誠司”、よろしくね?(ニッコリ」
「はっ、はい!///よろしくお願いします、誠司様///」
あ、これは落ちたな。
ちょっとチョロ過ぎません?
笑顔向けられただけだからね?
「えぇ~と、様付けはちょっと...」
「で、では誠司...///」
「ん?どうしたの?ティアナ」
「わたしと、その。契約の儀式を...///」
勇者はこの世界に召喚された時点で、
召喚したものと契約の儀式をしなければいけないらしい。
「わかった。僕はどうすればいいのかな?」
「そのっ///目をつむっていてもらえれば///」
「そうなんだ?じゃあ、はい。」
「し、失礼しますっ...!」
ちゅっと、目の前で王女とへたれがキスをした。
いや、うん。
テンプレだけど、見せられる方の身になれ。
吐きそ。
「えっ、えっ、えと今のは///」
「ぎっ、儀式ですから…!///」
王女めっちゃ照れてるんだけど、てかへたれ満更でもなさそうだな…。
…ちょっとどこかの海で溺れてこい。
最初のコメントを投稿しよう!