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数日前、国王からの緊急召集があった。
勇者の召喚に、成功した。と…
だからと言って急に紹介されたりはしなかったが、今後どうなるかはわからない。
今の所、魔王が攻めに来るような感じではない。
だが、いつ何が起こるかわからないのが現状だ。
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急ではあるが、今日は入学試験の試験官をすることになった。
普通なら、始業式の一週間前である今日に試験などしないんだが…
勇者が学生の年齢だったらしいからなぁ。
出来れば担任になどなりたくないが、どれだけ使えなかったとしても受け持つことになるんだろう。
こういう時、自分の肩書がものすごく面倒だ。
「ラース先生。訓練室の準備、終わりました。」
「あぁ、悪いな。本来なら俺の仕事なんだがなぁ。」
「仕方がないですよ。突然職員会議が入ったりしたんですから。
それじゃあ俺帰りますね。お疲れ様です。」
「お疲れ。」
それにしても、遅いな。
急な職員会議だったから待たせてしまうかと思っていたんだが…
「…あのー。すみませーん。」
「ん?見かけない顔だな。
どうしたんだ?迷子か?」
こんな時期に…、誰かの妹か?
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