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「はじめまして。俺はラース・ファリスク。
この学園の教師で、今日は試験官を務めることになった。
簡単に言えば、お前の対戦相手だ。」
「あ、はじめまして!俺はかm…、あ、セイジ・カミヤです!
今日は宜しくお願いします!」
挨拶は普通…。やる気も十分。
「ではさっさと終わらせよう。
得物はなんだ?剣か?それとも、杖の方がいいか?」
「あ、えぇっと。刀ってありますか?」
「刀…?あぁ、木刀でよければあるぞ?
試合とはいえ、試験だからな。俺も木剣にしよう。」
真剣で大怪我なんてさせたら、付添いの王女サマにどやされるだろうしな。
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「それでは、入学試験を始める。…はじめ!」
木刀の構えは普通。
さっきの少女と違い、戦うことに慣れている感じだ。
…それもそうか。訓練くらいさせているわな。
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