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「試合終了!そこまで!」
「…っ!誠司!
大丈夫ですか…?」
「…っ、ティ、アナ…?」
「動いてはダメです…!
今、回復魔法を掛けますから!」
僕はいったい…
「ヒール…!」
「ありがとう、ティアナ。
僕は…、負けたんだね…。」
「…、誠司…。」
僕は勇者なのに、学園の先生に負けてしまった…。
っ、僕は強いから来たはずなのに…。
「ティアナ、ごめん。
僕は勇者失格だ…。」
「っ!…誠司っ!そんなことありませんっ!」
「ティアナ…?でも、僕は負けて…。」
「では誠司は、これから先、目の前で困っている人が居ても助けないのですか?」
「そ、れは…」
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