身分証って大事よね。

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まぁ気にしてもしょうがないし、害が無いならスルースルー。 さっさと登録終らせて観光したい。 そんなことを考えているうちに、サーラが話しを通してくれたみたいだ。 「リン様。測定は別の場所でするようです。移動いたしましょう。」 「そう。分かったわ。」 そう返事をしながらも、測定するための部屋に移動する。 聞こえていた会話から、“本人も(周りも)能力について分かっていないのだから、さっさと測定して登録してしまおう。”という事らしい。 「リン様、この部屋のようです。」 「えぇ。」 「あ、あの…。こ、こちらに触れていただくと魔力量が、あちらに触れていただくと、ぞ、属性が分かるようになっています…。」 おどおど?おろおろ?しながら案内してくれていた女性が説明する。 よくある水晶玉が2つ。台に固定されているみたい。 えぇーと。とりあえず触るか。まずは属性~♪ 「えいっ。」 パァァァァァァァ…!! 「えぇっと…?」 白っぽい金…?蒼っぽい白?灰色? 何属性よこれ…。
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