輦とランチルーム

1/2
前へ
/155ページ
次へ

輦とランチルーム

キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン 授業が始まり、生徒達は授業を受ける。 時間が過ぎて行き… キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン 午前中の授業は終わり、昼食の時間になった。 昼食を食べられるレストランはあるが、お弁当の持参も出来る。 お弁当は基本教室やランチルームで飲食可能だ。 スウッ 「頂きます」 輦はランチルームに来て、1人昼食を食べようとしている。 ザワザワ ガヤガヤ けして輦には友達がいない分けではないが、1人で食べてることの方が多いのだ。 ザワザワ ガヤガヤ 「田ノ倉」 「ん?白藤君……」 輦が1人で食べてると白藤がやって来た。 「俺も一緒に飯食ってもいいか?」 「あ…うん…どうぞ」 「サンキュー」 カタン ガサガサ ブチッ 「?」 「ん?」 「パン…なんだね…」 「ああ…」 「お弁当は持って来ないの?」 「弁当は…俺作れなくてさ…ははは…」 「そっか…」 「田ノ倉はいつも弁当を持って来てるよな…」 「僕は…自分で作ってるんだよ」 「マジか…すげえな…」 「うん…それほどでもないよ」 「男であんまり弁当を作れるヤツってそんなに居ねえと思うからすげえよ田ノ倉」 「ありがとう…」 他愛もない会話をしながら輦と白藤は昼食を食べる。 「!?…飲物は?」 「あ……食べ終わったらジュース買おうかなって…」 「それなら2本あるし、ミルクティーで良ければやるよ」 「良いの…」 「ああ」 「ありがとう白藤君」 「クスッ」 「僕ミルクティー好きなんだあ…クスッ」 「それなら良かったよ」 白藤にミルクティーを貰った輦は、お礼を言ってペットボトルのミルクティーを飲んだ。
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加