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‘‘)* 「おかあさん!?」
母親が虫けらのように死んでいく様を見た少女は、
走りよって生死を確かめようとしたが、足が動かない。
怖いのではなかった。本能が危険信号を発していた。
逃げることも出来ず、近寄ることも出来ず、ただ立ち尽くす。
不意に、一陣の風が少女めがけて吹いた。
14: 猪(浴衣姿): 2006/12/30(土) 20:07:46.40 ID:e87+/04r0
*(‘‘)* 「あぁっ!!!」
吹いてきた風に当たった瞬間、目に焼けるような痛みを感じた。
目だけではなく、顔も、腕も。
とっさに踵を返し、痛みで開かない目をつむったまま、
手探りで家の戸を開け逃げ込んだ。後ろ手でドアを閉め、倒れこむ。
外では、数え切れないほどの人が折り重なるように倒れていた。
15: 猪(浴衣姿): 2006/12/30(土) 20:10:23.66 ID:e87+/04r0
(´・ω・`)「大統領、ご命令どおりガスを散布しました」
( ^ω^)「フヒヒ」
(´・ω・`)「少なく見積もって1000人以上が死亡、負傷はその10倍かと」
( ^ω^)「うはwwwwwwwwwwガス強えwwwwwww」
(;゚∀゚)「・・・」
16: 猪(浴衣姿): 2006/12/30(土) 20:12:45.74 ID:e87+/04r0
(´・ω・`)「天候も風向きもちょうど良かったですから」
(´・ω・`)「これで大統領に逆らう不届きものもいなくなるでしょう」
( ^ω^)「おkおk!これからもこの様子で頼むお」
(;゚∀゚)「大統領!」
( ^ω^)「 ? 」
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