『今も尚募る君への想い。』

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それからの俺は、勉学に励んだり、サークル活動に参加したり・・・と色々と取り組んでいた。 周りの友人達は【珍しいモノが見れた】と言わんばかりに俺の事を見ていたが、当の俺は、周りの目を気にせず黙々とやっていた。 そんなある日。 一人の友人が俺に声を掛けてきた。 友:「小太郎、何かあったのか?」 小:「いや?どうしてそう思うんだ?」 友:「何時もならあんまり取り組んでしない事を積極的に自分からやってるからさ、何かあったのかと思ったんだ。」 小:「あー、それね。大した事じゃないんだ。」 友:「やっぱり何かあったんだろう。」 小:「彼女と別れた。大した事じゃないだろ?」 友:「・・・・大した事だと俺は思うぞ。」 小:「なんだ?合コンでも誘おうと思っていたのか?」 友:「Σ(=ω=;)ギクッ」 小:「・・・だろうと思った。俺は、合コンに参加しない。」 友:「どうして?新しい彼女作らないのか?」 小:「合コンで新しい彼女を作るよりもっと大切な事をやらなきゃいけないんだ。それを実行するにはもう少し時間が掛かるんだけどな。」 友:「小太郎にとって大事な事なのか?」 小:「ああっ。」 友:「そっか。ちなみにその大事な事って聞いてもいい話か?」 小:「ある人に伝えたい事があるんだ。」 友:「伝えたい事?」 小:「高校の時、俺が原因で女の子の笑顔を失くしたんだ。どうやったら女の子の笑顔が戻るのか色々試してみたんだ。何をするにも駄目でさ、その女の子俺を避けるようになったんだ。少しは、話してくれるようになったけど、態度や口調は、まだまだ警戒してる。感じがしたんだ。だから少し時間を掛けてその子にどうしても伝えたいんだ。俺の想いを。」 .
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