第一章

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― ピピピ………!! 「う~ん…」 AM4:00 セットしたアラームを瞬時に止め、私はベッドからゆっくりと起き上がった。 隣でスヤスヤと眠る恋人を起こさないように、できるだけ振動が伝わらないように、細心の注意をはらって暖かいぬくもりから抜け出す。 「ふふ…。今日も可愛い寝顔。」 少しヒゲが伸びて口が半開きでも、私の愛しい恋人の洋二には変わりない。 「いってきます。」 キスをしたい所だけど、起こしてしまったら洋ちゃんが可哀想だから、私は投げキッスをして静かにドアを閉めた。
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