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「おはよ~洋ちゃん!朝ですよ~!」
AM7:00
私は愛しの洋ちゃんを優しく揺すって起こす。
釣ってきた魚を急いで処理し、今日は塩焼きにして食卓へ出した。
帰ってすぐに磯の匂いを消すためにシャワーを浴び、朝食作りと平行して身支度を整える。
だって洋ちゃんには、いつも綺麗な私を見て欲しいから。
「こ~ら!洋ちゃん起きないと遅刻するぞ~?」
ホッペをツンツンと突っつくと、洋ちゃんはやっと起きた。
「ん~…朝飯なに~?」
朝が弱い洋ちゃんは起き上がったけどまだ眠そうに目を擦った。
「焼き魚とお浸しと納豆と漬物とお味噌汁よ。」
「焼き魚…食いたい。」
「ふふっ、じゃあ急いで顔を洗わなきゃ!」
「ん……。」
のっそりと洗面所に向かう洋ちゃんは可愛い。
いつまでも見飽きない。
焼き魚が好きな洋ちゃんは、朝ご飯にそれがあると寝起きがいい。
美味しそうに食べてくれるその顔を見たら、私は幸せな気持ちでいっぱいになる。
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