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伝えたい。
私はあなたに恋をした。――ううん、あなたに二度恋をした。
それはきっと……。
「私と私の中の彼女、きっと二人でもう一度あなたに恋をしたの」
心臓の鼓動は、まるでさざ波のように落ち着いている。けれど、私の心が彼を好きだと叫んでいる。
どちらともなく顔を見合わせる私たちを、夕日が優しく照らす。唇から伝わる温もりが、彼の想いを伝えてくれる気がする。
もう夕日は怖くない
この手が一緒にいてくれる
夕日に向かって私たちは、新しい一歩をゆっくりと歩き始めた。
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