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俺は名前を呼ばれてぎょっとした。
おいおい、一度繋がった相手とは繋がらないんじゃなかったのか?
まあいいや、からかってやるか。
「えー、声だけでわかっちゃった?びっくり。」
「そりゃそうだよ。俺はあやちゃんが気に入ってあやちゃんにかけてるんだから。」
「えー、そんなことできるわけないじゃーん、偶然だよー。」
「そうかな?少なくとも俺はあやちゃんに繋がるように念じた。」
「もう、冗談ばっかり。」
ホント、お前はキモいなw
「ホントだよ。それよりさ、この間の続き。ちょうど俺、君の事思いながら
自慰してたところなんだ。ほら、最後まで、見ててね。」
わわ、ホントに下半身出してやがる。
うわー男の自慰してるところなんて見たかねえよ。
俺が電話を切ろうとした瞬間、男の呻き声がした。
うわ、最低。
なんだか、俺のスマホまで汚れたような気分になっていやになった。
俺はしばらくそのアプリを起動しなかった。
数日後、着信音が鳴った。
あのアプリの着信だ。
今度こそ、かわいい女の子でありますように。
「もしもし、俺だよ。鈴木。」
俺はぞっとした。
何で?三回ともお前なんだよ。
俺は速攻で切ろうとした。
「切らないで。この前は悪かったよ。ごめんね。いきなりあんなもの見せて。
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