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「『北風と太陽』の話で例えましょう。
先生は まさに今、『北風』なんですね。
優は強く命令されればされるほど、余計に従いたく無くなる特徴があるんですね。
ですので先生。先生も学びましょう。
押してダメなら、引いてみませんか。僕にある考えがあります。実行してみませんか?
どうぞあちらで話しましょう。優に聞こえないようにね」
と言って、野城は廊下の向こうに歩いて行った。先生はその後を追いかけて行く。
「アイツ頭大丈夫か?」と優。
そして『その意味』がわかるのは、次の授業が始まってからのことになる。
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