始まりの扉

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とある街の一軒家でゲームをする少年…RPGでラスボスに到達し戦っていた、かなり手強いが…少年は手慣れていて10分と少しで。 「よし…これでクリア!」 そう言い倒しエンディングを迎えた画面を見ている、そこへチャイムが鳴り少年は部屋を出て玄関へ…来たのは親友だ。 「よっ!翔(しょう)…あれはクリアしたか?」 「今さっきしたよ、まぁ…入れ」 翔はそう言い親友の雄次(ゆうじ)と自室でゲーム…2人でさっきのゲームをまたクリアする、その中で雄次が言う。 「もうすぐ高校の入学式だな…その日はどうする?」 「…新しいヤツを探すか」 2人は小学校からの付き合いでほとんど同じ時間を過ごしている、ゲームの話もあるが…もう一つ気になることを雄次が聞いた。 「あの場所…どんな感じ?」 「…相変わらず変な感じだよ」 「古墳とかじゃないなら宝も無しだな」 翔は昔から通称・高台と呼ばれる場所に何かを感じていた…噂では処刑台や古墳など諸説あり謎のまま、それでもあまり気にしないでゲームを続け夜に雄次は帰る。 「じゃあ明日な」 「ああ」 そう交わし終わる時間はいつもの事だ、翔が夕食を済ませ考えていると… 「…風呂入って寝よ」 そうつぶやきまったりして就寝する、しかし…この時は違っていた。
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