秘密の友達

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事件のあった後日、僕と春宮先輩は被害者が通っていた大学、葉林大学に向かった 被害者は友人がそれはもう僕なんかと比べてはいけないほど大勢いた。理由は簡単、彼は頭も良ければ運動もできるし、おまけに性格はピカ一だったからだ 「私みたいな好青年だね」 春宮先輩が微笑んだ 「それはないです」 ない。絶対にない。春宮先輩は頭も良いし、運動をしているところは見たことがないが不良6人を同時に相手して勝ったとゆう噂がたっている。しかしながら残念なことに春宮先輩は性格が終わっている。人を弄って困った顔や起こった顔を見るのが趣味と言っていいほどの性格の悪さ。Sですよ。そうなんです。春宮先輩はドSなのです 「えー、酷いなあ…私ほど完璧な人間を探してもいないよ」 春宮先輩は拗ねたようにプイッとそっぽを向いたけどすぐに「ふふふ」と笑って「拗ねてないよ」と子供っぽく笑った 春宮先輩は先輩といえど僕と2つしか違わない20歳だ。見た目は10代後半か20代前半だが子供っぽさが残っている。精神年齢も実際の年齢もこんなに若くして幹部なんてサボり癖があるのに凄いと思う
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