プロローグ

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ドォンッ―――!! 『今度は別の車両だ!!隣車線から体当たりされている!!』 白い車の運転手は、ハンドルを必死に握り踏ん張るが、左からの執拗な猛攻に中央分離帯へと追いやられてしまった。 体当たりする車のリアウィンドウが下がり、顔を出したのは、黒い細長い筒。 コツ―――ッ 凶器の先端がリアガラス越しの青年を覗き込む。 恐怖の発砲音が鳴り響いた。
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