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ーーーあれッ！？
これ、どっからどう見ても、スライムのステータスじゃないよね？
なんだよ？【アルティメット・グラトニースライムエンペラー】って？
もう「魔王だ！」って言われたら余裕で信じるよ、俺！
いや、マジで誰だ、スライム雑魚って言ったやつー！
なんでこうなったんだ？俺は、ただ可愛い女の子と戯れたかっただけなのにーー！！
そんな風にパニクっていると俺はふと、一時間前の事を思い出した。
-------〔１時間前〕---------------------------------------------
「いや、どこだよ？」
それは、俺が異世界で吐いた第一言だった。
俺は、状況が上手く飲み込めないまま、特に何も考えずに身体を三百六十度回転させ、周囲を見回して確かめる。
そこには約千年は前からあったであろう広大な木々に囲まれた狭い空き地であった。
つまり、森だ。
そして、木の一本一本が目がチカチカするほど色鮮やかであった。
あんまり、入りたくないな……
そして、そんな奇妙な森は、当然地球には、存在しないであろう訳で……つ・ま・りーー
「ーーー異世界だッ！！」
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