エブリスタ七周年パーティーに参加

2/9
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
読専だった私が、なにを血迷ったか小説を書き始めた。 それが 今年の一月。 中学生の時文芸部で書いていたが、その後一度も書かなかった。 嫌 書けなかった。 小説を書くなんて人は、特別な才能を持っている人が書くんだと、思いこんでいたのだ。 小さい時から、私が本を読むことを周りの家族は、誰も良いように思う人はいなかった。 本を読み始めると母は、ご飯を食べない、寝ない私に、読書禁止令を出した。 大人になって結婚した後も 、本を読んで子育てに時間をかけない私は、夫やお姑に嫌な顔をされた。 読み始めると他のことができなくなる私は、いつしか本を読むことが、ダメなことだという思いに、かられはじめたのだ。 本を読むことに、罪悪感みたいなものまで感じた。 でも私にとって本は、私に楽しい時間をくれるものであり、癒しであり、いろいろなことを教えてくれる師匠でもあった。 特にこの海外生活で 本なしには生きていけなかったのだ。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!