彼は女の子みたいに可愛い顔して私に

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つけ加えると、実は私の想い人でもある。 だけど、昔からどうしても素直に言えずに可愛くない態度ばかりのダメな私。 未だにその好意をひた隠しにしてきた。 「そう。一枚ってケチだよね。どうせなら、二枚寄越せって感じ」 そう言いながら、後夜祭で打ち上がる花火を見る。 「……そうだよな。じゃあさぁ、俺ら二人で行っちゃう?」 ……。 「誘ってんの?」 嬉しくてにやけそうなのを我慢しちゃうのがダメなのかな。 みんなはこんな時、何て答えるんだろ? 女子力無いってこういうことか。 「まぁ、誘ってるわな」 ……。 凄く嬉しいんですけど。 それは素直に喜ぶべきなのか? でも、それは今までの私のキャラに反する。 心の中での葛藤が半端無い。 「ポップコーン奢ってくれる?」 それでも彼の方を恥ずかしくて見られず、視線はずっと花火に固定。
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