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伊「ねえちょっと。あんたたちよく笑えるよね。」
いつもの声とは違う声でそう話す千晃。
「…あ、うちらに言ってんの?笑」
伊「あんたたち以外に誰がいるんだよ。」
「…お前なめてんの? てか、何様のつもり?笑 急に入ってきて、説教的な?笑 まじだりーんだけど。」
伊「なめてんのはあんたたちでしょ。宇野ちゃんがあんたらに何かした?」
「…べつに。ただ、そいつの態度が気に入らねえから。それだけだけど?笑」
伊「なんであんたに気に入れられないといけねーんだよ笑 あんたのほうが何様だよ。
てかこんなことして楽しいわけ?人を泣かせて何になんの?」
いつものちあきからは考えられないほど強い口調。
「……お前、あんま調子に乗んなよ!」
宇「千晃、危ない…!」
今にも殴りかかってきそうな勢いの生徒たち。
伊)…大丈夫。
そう、私だけに聞こえる声で呟く千晃。
伊「へえー。何も言えなくなったら手、出すんだ?笑」
「…ムカつくんだよ! 死ねっ!」
先「おい、お前ら!何やってるんだ!」
伊「この人たちの醜いいじめに付き合ってる暇、ないんで。行こ、宇野ちゃん。」
宇「…え、うん。」
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